FAQ・よくあるご質問

このページではFAQを (1) 編み方・技法のFAQ、(2) 靴下編みのFAQ、(3) その他のFAQ(4)ショップ・ダイヤー様向けのご案内という順番でご紹介しています。

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1. 編み方・技法のFAQ

編み方のご質問を希望の方は、Q1-1に掲載のチェックリストをご覧ください。

Q 1-1: パターンの説明や編み方がわかりません。指示通りに編んでいるはずなのに、うまく行きません。【見直しチェックリスト】

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A:  過去のお問合せで多かった事例を元に「見直しチェックリスト」を作りました。見直しのヒントとして、ぜひお試しください。
➝【見直しチェックリストはこちら


また、どこがわからないのか疑問点を整理したいときや基礎の確認には、ChatGPTなどのツールを使ってみるのもおすすめです◎ 書籍での調べ物には以下の書籍がおすすめです。

「編みもの「英文パターン」ハンドブック
「棒針編み大全」
「新・棒針あみの基礎」

もしパターンにエラー(誤り)が疑われる場合は、下記のフォームからお問合せください。
➝【お問い合わせフォームはこちら

Q 1-3: パターンの表示・見え方に関する問題や、動作に問題があります(説明や内容が欠けている、文字化け、編み目記号が見えにくい、PDFがうまく見えない、印刷が出来ない 等)

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A: 稀に、端末やアプリ、プリンターなどのご利用環境によって、パターンが正しく閲覧・表示できない、文字化けが起こる、ファイルが欠けてしまうなどの不具合が発生する場合があります。

その場合の対処方法は「見直しチェックリスト」のページでご紹介していますので、ぜひご覧ください。あわせて「Yucca Ravelry Store パターンの購入方法」ページもご確認ください。

Q 1-4: 略語(k、p、sskなど...)の意味がわかりません。/記載の略語の通りに操作することができません。

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A: Yuccaのパターンでは、すべてのパターンに「略語表」を掲載しています。まずはパターン内の略語表を確認し、それぞれの略語が何を意味しているかをチェックしましょう。

略語表は、基本的にはパターンの冒頭付近または最後のページに掲載しています。

うまく編めない場合に見直すとよいポイントを見直しチェックリスト」にまとめて紹介しているので、ぜひこちらもご活用ください。


◎見直しをする際に、おすすめの書籍
「編みもの「英文パターン」ハンドブック
「棒針編み大全」
「新・棒針あみの基礎」

Q 1-5: 略語の大文字と小文字で、意味のちがいはありますか?

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A: Yuccaのパターンでは、「m1l」という略語を例にすると、文頭では「M1l」文中では「m1l」と書かれている場合があります。
これは日本語に翻訳される前の元の英語版で、英語のルールによって、文頭の文字が大文字になっていることが理由です。大文字/小文字の使い方のルールによるもので、意味にちがいはありません。

Q 1-6: 「すべり目」「浮き目」について迷ってしまいます。

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A: YouTube動画をご用意しています。https://youtu.be/zRvbvsipKzA

基本のステッチのプレイリストもあわせてご覧ください。

Q 1-7: 「段」と「周」のちがいは何ですか?

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A: 日本語の編み物では、往復編みも輪編みも「段」と表現することが一般的ですが、英文パターンでは、編み方によって段数の呼び方が異なります。

  • 往復編みの場合 ➔ 「row(段)」
  • 輪編みの場合 ➔ 「round(周)」


この呼び分けによって、どの部分が往復編みか、輪編みかを一目で把握できる仕組みになっています。英文パターン(文章パターン)では、この違いがわかりやすさに直結するため、Yuccaの日本語版パターンでも、英文パターンに準じて

  • 「row」は「段」
  • 「round」は「周」


と訳し分けています。なお、最初から最後まで輪編みのみで構成されているパターンでは、「段」に統一しているものもあります。

Q 1-8: 「引き返し編み」「段差」「段消し」とは何ですか?

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A:「引き返し編み (short rows)」とは編地の途中で折り返して編み進む技法で、靴下のかかとを立体的に形作るときなどによく使われます。

引き返し編みを行うと、引き返し編みをした部分の編地に「段差」が生まれます。この段差を目立たないように処理をする方法を日本語では「段消し」と呼びます。

YuccaのYouTubeチャンネルでは、[Yucca] German Short Rows / ドイツ式引き返し編み を紹介していますので、参考にしてみてください。

なお、引き返し編みにはさまざまな技法があります。より詳しい解説やバリエーションを知りたい方は、図解付きの専門書などもあわせてご確認いただくのがおすすめです。

Q 1-9: くり返しの読み方で迷っています。

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A: 英文パターンでは、文字数を簡潔にまとめるために、略語や記号(括弧 () []、アスタリスク * など)を使って、操作のくり返しを表現するのが一般的です。
内容が複雑な場合は、異なる種類の括弧を組み合わせて使うこともあります。

Yuccaのパターンでは、くり返しの範囲が短い場合は括弧 () を使い、範囲が長い場合には*〜* または *〜; で表現することが多いです。

以下、よく登場する書き方の例を紹介します。

●括弧 () と回数を使った表記
文例 1: (k1, p1) 2回
文例 2:(k1, p1) を2回くり返す
文例 3:(k1, p1) を2回編む

意味:括弧内の操作(k1, p1)を1セットとし、それを2回くり返します。
つまり「k1, p1, k1, p1」を順番に編む、という意味です。

●括弧 () と到達地点(例:マーカー)を使った表記
文例1:マーカーまで(k1, p1)
文例2:マーカーまで(k1, p1) をくり返す
文例3:マーカーまで(k1, p1) を編む

意味:括弧内の操作(k1, p1)を、マーカーが置かれている位置までくり返します。

●*アスタリスク を使ったくり返し・例1
文例: *k1, p1; *以降を段の最後までくり返す
意味:アスタリスク * 以降に書かれている内容(k1, p1)を、段の最後までくり返します。

●*アスタリスク 〜 を使った大きな範囲のくり返し・例2
文例:
*段1: 最後まで(k1, p1)を編む.
段2: 最後までk.*
*~*を更に3回くり返す.

意味:アスタリスク2つで囲まれている範囲(段1と段2のセット)を、さらに3回くり返します。このように、複数段にわたるまとまった操作を繰り返すときに、*〜* という表記で範囲指定されることがあります。

Q 1-10: 「(目を)かぶせる」とは何ですか?

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A: 「(目を)かぶせる」とは、複数の編み目のうち、片方の目をもう一方の目にかぶせる操作のことを指します。編み目を、別の編み目にくぐらせるイメージです。この操作は「伏せ止め」や「右上2目一度」などの図解付きの解説をご覧になるとわかりやすいです。

Q 1-11: 段からの拾い目は、どのように拾いますか?

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A: Yuccaのパターンでは、特別な指示がない限り、段からの拾い目は日本で一般的に紹介されている基本的な方法を想定して記載しています。特に指定がない場合は、従来の基礎技法に沿った拾い方で大丈夫です。

拾い目の手順について詳しく確認したい場合は、「段からの拾い目」で検索していただくか、日本の基礎技法を解説している書籍などをご参照ください。

Q 1-12: (輪編みをマジックループで編むときに)針の端でねじり増目をすることができません。/針の端の編み目にはシンカーループがないので、拾えません。

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A: マジックループで編んでいると、針の端にいる目にはシンカーループがないように感じることがありますが、実際にはすべての目と目の間にシンカーループは存在しています。

一度、 編地を複数の針に分けた状態ではなく、「ひとつの輪の状態」にしてみてください。すべての目と目のあいだにシンカーループが同じ状態で存在すること、どこでも同じようにねじり増目ができることが、より見やすくなります。

Q 1-13: チャート・編み図は、どのように読みますか?

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A: Yuccaのパターンに登場するチャート(編み図)は、基本的には日本の編み図や、一般的なチャートと同じ知識でお読みいただけます。

Yuccaのパターンを編むときに知っておきたい、読み方の基本を予習・おさらいしたい方向けの記事もご用意しているので、下記のリンク先よりご覧ください。
チャート・編み図の読み方 [amimono note]

Q 1-14: 動画の閲覧・再生ができません。

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A: お使いの端末・アプリによっては、動画を正常に閲覧・表示できない場合があるようです。その場合は他の端末・アプリでもお試しください。基本的には、YouTube動画を閲覧できる端末・アプリがあればご覧頂けます。端末、アプリの使い方については、各社のヘルプや検索等でお調べください。
QRコードが動作しない場合は、パターンに記載のURLからアクセスをお試しください。

2. 靴下編みのFAQ


Q 2-1: 靴下のサイズの選び方を教えてください。 

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A: Yuccaの靴下パターンの場合には、「足囲」を基準にしてパターンのどのサイズを編むかをお選びください。メリヤス編みの靴下の場合で、足囲の実寸より10%~20%ほど小さく仕上げると良いと言われています。
「足長」については、お好きな長さに編むことができるように解説を記載しています。実際の足長よりも1.5~2cmほど短い長さに仕上げるのがおすすめ。→amimono noteで公開中の「靴下編み計算表」もぜひご利用ください。

また、適切なサイズ選びができるように、まずは裸足の状態で「足囲」と「足長」の実寸を正しい姿勢で正確に測りましょう。糸の性質のちがいや個人差があるので、こまめに試着をしながら、好みの履き心地を目指してみてください。Yuccaの作例の多くは、こちらのサイズに合わせて作っています。

  • 足囲(ワイズ):親指と小指の根元の、一番幅が広くなっている部分の周囲の長さ
  • 足長:かかとからつま先までの長さ 

Q 2-2: 初心者向けの靴下のパターンを教えてください。 

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A: 靴下編みは、アイテムの特性上「編み物・中級以上」と考えられることが多いです。特に「編み物そのものが初心者」という方にとっては、靴下は少し難易度が高くなるので、段階的にチャレンジしたい場合は、レッグウォーマーのような単純な構造の輪編みからチャレンジするのがおすすめです。

Yuccaでは、各パターンの販売ページに5段階のスキルレベルを掲載していますので、パターン選びの参考にご覧ください。

また、Ravelryでは「靴下編みビギナーさん向けおすすめパターン」をまとめた特集ページも公開しています。下記に、技術レベルや特徴別のおすすめパターンを一部ご紹介します。興味のあるパターンを見つけたら、スキルレベルや構成を確認しながら、自分に合ったものからチャレンジしてみてくださいね!


◎技術的にシンプルなもの:「neji_rib delta」「neji_rib」「Soda Water
◎模様編み有り・構造がシンプル・オーソドックスなもの:「Ruki」「Komorebi」「Urara」「3kaku
◎完成が早いもの:太い糸で編む「RUKI winter」「Zakkuri remix」「neji_rib remix」など

Q 2-3: おすすめのソックヤーンはありますか?

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A: 国内で比較的入手しやすいものでは、mominoki yarn sock fine 4pky、ITOBITO Sock、Regia Premium Merino Yak、amirisu Trek、Daruma superwash spanish merino等がおすすめです。靴下編みに慣れるまでは、スーパーウォッシュ加工、メリノが75%以上、ポリアミド(ナイロン)入りの毛糸が、扱いやすくておすすめです。
ravelryのパターンのページで、作品ごとの使用毛糸の情報もご覧ください。

3. パターンの利用範囲・その他のFAQ

Q 3-1: パターンを利用して編んだ作品を販売してもよいですか?

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A: 市販の書籍の編み図や、一般的な有料パターンと同様に、Yuccaのパターンも個人利用のみにお使い頂けます。完成品の販売のために、パターンを利用することはできません。各パターン内にも明記しておりますので、ご確認ください。

以下の用途にもご利用いただけません:
商用利用、営利目的での使用。製作された作品の商品化、販売、コンテストへの出品。バザー・手作りサイトでの販売。複製や撮影をしたパターンの転載や、インターネットへのアップロード。パターンの再配布と再販売(お友だちや、ご購入者様以外の第三者の方に、コピーをして渡すこと、編み終わったパターンを販売することなども含まれます)。

商用利用が禁止されているデザインを使った商品をハンドメイドサイトなどに出品をすることは、販売サイトの利用規約でも禁止されている場合がありますので、ご注意ください。

Q 3-2:編んだ作品の写真をSNSなどに掲載してもよいですか?

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A: 編んでくださった「作品の写真」を、Ravelry・InstagramほかSNSで見せていただけるのは、大歓迎です!ぜひ #YuccaKnit やパターンのハッシュタグもぜひご利用ください。

投稿・公開してもよい写真の例

  • 編んでいただいた作品の写真
  • パターンの表紙が写った写真


以下のような写真は、公の場に投稿・公開をしないようにお願いいたします。

  • パターンの内容・中のページが写っている写真
  • YouTubeやLive動画などで、編んでいる手元を映す場合は、編み方のネタバレになる映し方はご遠慮ください。


迷われた場合はこちらのフォームからお問い合わせください。

Q 3-3: 使っている毛糸の情報を教えてください。

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A: これまでに扱った毛糸の数が膨大なため、個別に調べてお返事を差し上げることが難しくなりました🙏  
記録を残しているものは、下記のいずれかよりご覧いただけます。

  • Ravelry Store:パターンの使用糸は販売ページと、パターンのなかに記載しています。
  • Ravelryのプロジェクトページ: これまでに編んだ作品の記録を残しているので、糸の情報もご覧頂けます。(Ravelryにログインが必要なページは、ご登録の上でご覧ください。)

Q 3-4: デザインを参考にさせてもらってもよいですか?

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A: 販売しているパターンは、正規の方法でご購入いただき、個人利用の範囲でのご利用をお願いしています。パターンを購入せずに、デザインをそっくりそのまま再現をするような形での意図的なコピー・目コピ・模倣行為はご遠慮ください。

Q 3-5: 印刷パターンの購入・毛糸ショップでのパターン購入について

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A: (現在は休止中です)
Ravelryに登録されている毛糸ショップ(国内海外)の店頭にて、Ravelry In-Store Pattern Sales programに対応するパターンを購入していただくことができます。

※2021年11月更新: PayPalの仕様変更のため、日本を含むいくつかの国でIn-Store Pattern Sales programが利用が停止されたため、現在はご利用頂けません。再開されるまでお待ちください。

4. ご依頼に関するFAQ

Q 4-1: パターンの制作/デザインのご依頼について

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A: Yuccaのデザインにご興味をお持ちいただき、ありがとうございます。ぜひご連絡フォーム よりお問い合せください。なお、下記の点をあらかじめご了承ください。

  • 基本的には無償でのデザイン提供は行っておりません。
  • 靴下のデザインは、靴下向きの耐久性や性能が確認できている毛糸の場合にお受けしています。(未確認の場合には、お受けできかねます)

Q 4-2:Yuccaの作品(ニット)の卸売・委託販売を依頼できますか?

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A: Yuccaでは、完成品のニットや有形商品の販売は行っておりません。Yuccaの活動に関するご案内はこちらのページをご覧ください。

Q 4-3: ワークショップ・講座の講師のご依頼について

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A: Yuccaでは、編み物用のパターンの制作・販売をしています。編み物レッスンの講師や、ニットの完成品の販売は行っておりません。
Yuccaの活動に関するご案内はこちらのページをご覧ください。

5. ショップ・ダイヤー様向けのご案内

Q 5-1: Yuccaのパターンと(自社の)毛糸でサンプルを編んで展示をしたり、商品ページやSNSに載せてもよいですか?

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A: 毛糸の商品のPRを目的として、Yuccaのパターンを使用した作品を掲載・展示される際には、下記のクレジット表記をお願いします。

Web・SNS掲載の場合は掲載ページ内に、展示の場合は作品に付けるタグ等に表示をお願いします。

<クレジット>

  1. パターンの名称 
  2. デザイナー名: Yucca
  3. Instagram: @sio2_yucca へのメンション
  4. Webの場合: 可能であればRavelryの販売ページへのリンクも掲載いただけると嬉しいです


以下の場合は、こちらのページよりお問い合わせください

  • Yucca以外から発売されているパターンやコラボのデザインを使いたい場合 
  • 材料キットとして発売する場合


Web・SNSに掲載される場合は、各媒体のガイドライン・規約もご確認ください。
参考: Instagram コミュニティガイドライン

Q 5-2: Yuccaのパターンの写真・テキストの使用許諾について

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A: 
■写真は種類によってお取り扱いのルールが異なります。

  • Ravelryの販売ページに©Yuccaの著作権表示がある写真: Web・SNS掲載の場合は、掲載ページ内に下記のクレジットを明記してご利用ください。事前のご連絡は不要ですが、ご不明な場合はお気軽にお問い合わせください。 (※写真の©著作権の表示は、Ravelryをdesktop viewに設定をすると表示されます)
  • 雑誌・書籍等の写真: 写真の著作権が出版社・発行元・カメラマンにあるものについては、権利者の許諾が別途必要です。許諾が得られた場合は、下記のクレジットを明記してご利用ください。


<クレジット>

  1. パターンの名称 
  2. デザイナー名として「Yucca」
  3. Instagram: @sio2_yucca へのメンション
  4. Webの場合: 可能であればRavelryの販売ページへのリンクも掲載いただけると嬉しいです


■Ravelryのパターンのページに掲載のテキストについて:Yuccaのパターンをご紹介くださる目的の際には、パターンのスペック等の情報はご自由に引用・ご利用いただけます。

Web・SNSに掲載される場合は、各媒体のガイドライン・規約もご確認ください。
参考: Instagram コミュニティガイドライン